日本の読者たちへ
「とても素晴らしい。気に入った!」
日本で『Convict Conditioning(プリズナートレーニング原題)』が刊行されると初めて聞いたとき、とても光栄に感じたものだ。武道、所作、体に働きかける奥深い技術といった身体文化を通して、あなたたちの国が、今まで、この世界にインスピレーションを与え続けてきたからだ。
強くなるには、ジムやウェイト、器具が必要だというメッセージに踊らされるな。その考えは誤りだ。体から極限の強さを引き出したいのなら、「より多く」ではなく、「より少なく」だ。
体さえあれば、そこが、世界最高のジムになる。
動くスペースがほとんどない鉄格子の中で、鎖を引き千切り、鉄を曲げ、レンガを打ち砕く体をつくり上げていった前世代の囚人たちから、わたしも、この方法を学んでいる。
あなたを信じている。自分を〝閉じ込め〟、さあ、トレーニングだ!
ポール・ウェイド
著者略歴
ポール・ウェイド(Paul “Coach” Wade)
元囚人にして、すべての自重筋トレの源流にあるキャリステニクス研究の第一人者。1979年にサン・クエンティン州立刑務所に収監され、その後の23年間のうち19年間を、アンゴラ(別名ザ・ファーム)やマリオン(ザ・ヘルホール)など、アメリカで最もタフな監獄の中で暮らす。
監獄でサバイブするため、肉体を極限まで強靭にするキャリステニクスを研究・実践、“コンビクト・コンディショニング・システム”として体系化。監獄内でエントレナドール(スペイン語で“コーチ”を意味する)と呼ばれるまでになる。
自重筋トレの世界でバイブルとなった『プリズナートレーニング』シリーズは、日米でベストセラーになっているが、彼の素顔は謎に包まれている。
訳:山田雅久(やまだ・まさひさ)
翻訳家。主な訳書に『脳を最適化する ブレインフィットネス完全ガイド』『圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ プリズナートレーニング』『永遠の強さを手に入れる最凶の自重筋トレ プリズナートレーニング 超絶‼ グリップ&関節編』『爆発的な強さを手に入れる無敵の自重筋トレ プリズナートレーニング 実戦!!! スピード&瞬発力編』『ストリートワークアウト 圧倒的なパフォーマンスで魅せる究極のエクササイズ200』(CCCメディアハウス)、『マッスルエリート養成バイブル』(かんき出版)などがある。
訳:イワイヨリヨシ
イラストレーター。アメリカンコミックタッチを手がける。書籍カバー、挿絵、広告等のイラストレーションの他、キャラクターデザイン、コミック等、幅広いメディアで活動中。CM、PV、TV番組等の映像分野にも参画。スーパーヒーロー系、マッスル系が得意。
トドメの第3弾!
プリズナー
トレーニング
実戦!!! スピード&瞬発力編
爆発的な強さを手に入れる無敵の自重筋トレ
ポール・ウェイド
山田雅久 訳
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